« オルフィーナ Vol.12 | Main | φなる・あぷろーち 小説版 »

2005.02.16

恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近! (キャプテン・フューチャー全集1)

恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近! <キャプテン・フューチャー全集1>

かってのハヤカワの看板シリーズが創元から復刊される。というところに時代の流れを感じてしまう。つまりは、昔ハヤカワ文庫と創元推理文庫が占めていた位置が、今では電撃文庫や角川スニーカー文庫にとって替わられてしまった、ということなのだろうけれど。

作品自体の出来不出来に関わらず、商業的にぜひとも成功してほしいシリーズである。これが成功してくれれば、個人的に復刊を熱望している大河SFシリーズ復刊の可能性がいくらかは上がるだろうと期待しているからだ。

というわけで、買ってはみたのだが、正直読むのが辛い。メインのプロットや作中に登場する大小様々なガジェットはセンスオブワンダーに満ち溢れているのだが、文体と描写があまりにも稚拙である。なんというか、小説家志望の中学生が書きなぐったような文体と内容、と書くと中学生に失礼かもしれんなぁ、という感じである。

2巻あたりの解説を読むと、どうも原作自体が初期のものについては、推敲という点ではひどいものであったようで、とするとこの翻訳文も原書の雰囲気を忠実に訳していると考えられなくもないのだが・・・まぁ、このシリーズの欧米での評価があまり芳しくないというのも納得できる気がする。

そういう不出来な部分も含めてSFの古典として鑑賞できる人、あるいは、カートゥーンネットワークやトランスフォーマーシリーズを楽しんで見ることの出来る寛大な心の人に限定してお奨めする。評価は続刊への期待込みで「竹」。

Amazonの頁 | bk1の頁 | Boopleの頁icon

|

« オルフィーナ Vol.12 | Main | φなる・あぷろーち 小説版 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4538/2960143

Listed below are links to weblogs that reference 恐怖の宇宙帝王/暗黒星大接近! (キャプテン・フューチャー全集1):

« オルフィーナ Vol.12 | Main | φなる・あぷろーち 小説版 »